公園の利用実態調査
目次
1.調査の背景・目的
左近山には魅力的な公園が40箇所以上も存在しています。日頃から小学生が放課後にボール遊びなどしている様子や、家族連れや友人とベンチで食事をしている様子など様々な世代の方の多様な活動を見ることができる公園は、規模や設備などそれぞれに特徴があり、共通の特徴として車両が通らないように計画され、利用者が公園を安全に利用することができる点が挙げられます。利用者の安全が確保され、多様な世代の多様な活動を見ることができる左近山の公園は、どのような人にどのような利用をされているのかに着目することにしました。
2013年4月に左近山小高小学校、左近山第一小学校、左近山第二小学校の3つの小学校の統合(現在の左近山小学校)により、統合前と統合後それぞれの世代の遊び場が異なっていると住民との会話の中で感じました。統合前はそれぞれの小学校の校区範囲ごとに子供たちが遊んでいることが多く学校や学年ごとに遊ぶテリトリがあったが、統合され校区範囲が左近山全体になると薄れてきているように感じました。現在、左近山に訪れる人が公園などの外部環境を左近山全体で利用することができるようになっています。今回は、今後左近山を訪れる人が公園を利用する際に役立つような情報として世代ごとの公園の利用時間帯・利用方法を調査し明らかにしています。
-時間帯ごとに利用者数・利用方法を調査するために今回、Google mapに掲載されている混雑情報と現地調査を行っています。
-混雑情報が提示されている公園のうち1,2,3街区内の公園を対象に、1時間程度の現地調査を複数回行い1日を通した利用人数を推測しています。
-この調査により公園の利用者数には小学生が大きく関わっているのではと推測し、小学生へのアンケートを行いました。
2.調査結果
【混雑情報】
●わんぱく公園(1街区)
水曜日の混雑情報(google mapの情報をもとに作成)
Google map 金曜日の混雑情報(google mapの情報をもとに作成)
●ジャンボ公園(3街区)
日曜日の混雑情報(google mapの情報をもとに作成)
引月曜日の混雑情報(google mapの情報をもとに作成)
●左近山みんなのにわ(3街区)
日曜日の混雑情報(google mapの情報をもとに作成)
月曜日の混雑情報(google mapの情報をもとに作成)
【現地調査】
*わんぱく(児童)公園(1街区)左近山みんなのにわ(3,4,5街区)ジャンボ公園(3街区)
●1/30(日)15時〜16時
ぐるぐる公園(3街区) 利用者数:5人
詳細親子連れ(男性1人、男子1人、女子3人)・回転遊具で遊ぶ
●1/31(月)15時〜16時
ぐるぐる公園(3街区) 利用者数: 0人
【混雑情報 × 現地調査】
【小学生へのアンケート】
現地調査より公園の利用者数に小学生が大きく関係していると推測できる。
下記内容で左近山内の小学生へアンケート調査を行った。
*アンケート調査結果は回答を回収次第集計し掲載予定。
3.調査方法
①左近山内の公園で混雑情報が記載されている公園を無作為に選択。
(*今回は1,2,3街区の公園を対象)
②現地調査により1時間あたりの利用者数をカウントする。
(*平日・土日15時〜17時の間で計測、複数回実施)
③利用者数のカウントと混雑情報を照らし合わせ、1時間あたりの利用者数を割り出す。
●小学生へのアンケートで統計的に小学生の公園利用者数・利用方法を割り出す。(今後検討)
4.編集後記
Google マップに掲載されている混雑情報と自分たちが想定した利用者数の時間帯変化がほとんど同じであったこと、さらに現地調査により大まかな時間帯ごとの利用者数を特定することができたのは成果でした。今回の調査では小学生の公園利用についてのアンケートをとることができましたが、今後は左近山に住んでいる人や訪れる人へと対象を広げていき調査を進めてきたいと思います。