役員の兼任からみる団体同士のつながり
調査目的
個人の、組織の所属状況を明らかにすることで、地域のキーパーソンを浮き彫りにすることを目的とする。
調査概要
【組織の所属関係】
左近山団地における主な活動団体について抽出した。特に、コミュニティ拠点「ほっとさこんやま」を運営しているNPO法人オールさこんやまの理事が所属している組織を中心に調査をした。
調査範囲
組織名/役職
・NPO法人オールさこんやま/役員・社員
・左近山連合自治会/役員
・左近山老人クラブ連合会/役員
・地区社協/役員
・その他委員会
調査方法
情報元・情報の集め方
- 左近山連合自治会50周年誌
- 2021年度各老人会活動報告資料
- 2021年度左近山地区社会福祉協議会総会資料
- 2021年度NPO法人オールさこんやま総会資料
情報の分析・編集の方法
① 各種資料の役員名簿を確認。NPOのみ社員も確認。
② 「連合自治会」「NPO」「老連」「地区社協」以外の団体にも所属している場合は、「その他」にまとめる
③ 所属の掛け持ち関係を分類し、それぞれの人数をカウントする
調査結果
所属の掛け持ちとして最も人数が多いパターンは「NPO、連合自治会、地区社協」で8人であり、地域の課題を解決する性質を持つ団体同士をかけもっているパターンが多い傾向が見られた。
地域の情報を均等に持っているのは上記の8人であると考えられる。
編集後記
自分の感覚として所属の掛け持ちが多いことはわかっていたが、それぞれの掛け持ちパターンの人数分布を見て、組織の性質による部分が大きいことが印象に残った。
「その他委員」「左近山老人クラブ連合会」は掛け持ちしている人はいなかったが、それ以外の団体は少なくとも1人は他の組織にも所属しており、情報の連携ができる素地があると感じた。地域情報の共有は大切なことであるため、今後も所属を掛け持ちをしつつ引き継ぎができることが理想であると思った。